商品詳細

「グラスロード」は、2013年に発売された「ウヴェ・ローゼンベルク」の作品。

そして、「グラスロード ミニ拡張同梱版 日本語版」は、ミニ拡張セットが同梱され、再版されたものの日本語版になります。

ゲームの舞台は、チェコとの国境付近にあるバイエルンの街道。

プレイヤーは、様々な専門家の力を使って、個人ボードをより発展させていき、できるだけ高得点を得ることが目的となります。

ゲームの軸は「カードによるアクション選択とバッティング」「ホイールを使用してのリソースを管理する独特なメカニズム」です。

ウヴェ・ローゼンベルクは、ボリュームのあるワーカープレイスメントや、タイル配置ゲームがメインのイメージがありますが、このグラスロードについては、少し異色な内容となっているのですが、ゲームの楽しさは随一！

プレイ時間も重量級のゲームにしては長くなく、「カード選択」と「バッティング」が主なプレイとなっているためダウンタイム(手番が来るまでの待ち時間)も短めになっているので、多くの方が楽しくプレイできるイトルになっていると思います。

ルール難易度としては、極端に難しいルールはありません。

ただ、それぞれのラウンドの準備、バッティングの適用、多岐のアクション、建物効果、ホイールによるリソース管理、などのオリジナリティがあるために、そこが少々理解しにくいと感じる方も多いのではと思います。

また、リソース変換のウエイトも大きく、拡大再生産の要素は低めになっているため、、ゲーム後半の加速感はあまりなく、その点に期待していると物足りない感を感じてしまうかもしれません。

ソロプレイもできますが、オートマシステムなどではなく「スコアアタックのみ」となるため、それが楽しめるかどうかでソロでの評価は分かれるでしょう。

ただ、ウヴェ・ローゼンベルクの作品の中でも特にユニークなボードゲームであること、カードの選択によるアクション選択とバッティングというシステムによりゲームのテンポは良く、プレイ時間も程々であること、得点がタイトで、1回のアクションの重みとバッティングの妙味のバランスが絶妙など、魅力的なポイントとも多いゲームとなっています。

長く欠品となっていた人気作で、ミニ拡張も入っていますので、この機会に未プレイの方は一度入手してプレイしてみてはいかがでしょうか？